dartmaniaです。
前回は、自分が好きな事を見つけて極めていく方法、そしてそれをマネタイズしていく考え方をDaigoさんの本を基に解説してきました。
今回は、それを無限ループの和にしていく方法をDaigoさんの本から学んでいこうと思います。
再投資で無限ループする螺旋階段を上ろう
無限ループするとは、稼いだお金を使って再度投資する事で、さらに高みへと上っていく、そんな螺旋階段を昇る様な興奮する人生、満足する人生を送るための再投資する方法です。
毎月決まった額の定収入で充分と言う方には読む必要はありません。
経験への投資
お金を稼げる様になるとお金持ちに見られたいと言う承認欲求が生まれてきます。だから高級な時計を買ったり車を買ったりする人もいます。
でも、上には上がいます。
本当に好きな事をやっている人は他人からの評価は気にしません。
有名な投資家であり長者番付の上にも入るウォーレンバフェットは約60年前に買った家に住み続けているのは有名な話です。
承認欲求が人生の目的になってしまうといくらお金があっても足りませんし、欲求も充たされる事はないでしょう。
一方経験に投資する事で、自分しかしていない貴重な経験という価値が生まれます。
同じ金額を使う際、経験に投資する方が圧倒的に幸福度が高い事は心理学的にも証明されているそうです。
仕事で得た給料で、仕事へのストレスを晴らすためにお金を消費していても、一時的な快感しか得られないと思います。
価格より価値のあるモノへお金を使う
これは浪費か投資の違いであると思います。同じ商品を買うにしても人によって投資か浪費か分かれます。
例えば、髪質にこだわりが無い僕は勢いが強くて早く乾けば安くても何の問題もありません。しかし、髪を大切にする女優さんにとっては僕と同じドライヤーを使うとなれば浪費になります。
営業職で見た目が重要な人は100万円の高級スーツを身にまとう事で、他企業からコイツはできそうだから仕事を回そうとなるかもしれません。
しかし技術職で社内にしかスーツを着ていかない人が、営業の人と同じスーツを買う理由はないですよね。
お金を使う際には、リターンが得られるか得られないかで判断する事が重要であると言っています。
正直そこまでシビアに考える必要はないと思いますが、モノを買う時にこれは消費なのか投資なのかを考えるクセを付けた方が良いです。
ちなみにそれをお金に出来るか以外にも、例えば観葉植物を買う事で気分がリフレッシュ出来るならそれは消費ではなく投資だと思います。
本に使う
これはDaigoさんならではの考えだと感じました。Daigoさんは自分も認める本好きです。そして本には価値があると言っています。
例えば「100万円を稼げるノウハウ大公開」と言う本が1,000円で売られていたとします。もしこの本を買えば実に100倍の費用対効果が得られる訳です。
こんなド直球ではないにしろ本はノーリスクハイリターンな最高の投資であると僕も思います。
他の商品に関しても同様で、10万円の時計が本当に10万円以上の価値があるのか、つまり「自分の価値の物差しを持って商品を選択する」事が大切であると言っています。
この本でも出てくる様に僕に高級腕時計は必要ないと考えています。僕は高級時計販売をしている訳ではなく時間が分かれば良いので、チプカシを使っています。
専門書でも仕事で便利になるのであれば10万円でも買いますが、他業界の人からしたらただの無駄使いです。
お店に行って目の前にある商品に価値を付けるのは、お店の人ではなく自分自身なのではないでしょうか。
他人に使う
お金を稼げる様になると幸福感が増しますが、600〜700万円以上稼ぐ様になると幸福感が増さないと言われています。
心理学的には人は他人のためにお金を使う事で幸福感が増すそうです。
また、まわり回って自分の所に戻ってくる「返答性の法則」も働きます。
これはホリエモンの本にも書いてありました。
参考記事:【書評】ホリエモンの「本音で生きる 一秒も後悔しない生き方」を読んで違和感が一つなくなった - Dartmania Cafe
このような他人との関係性を組織心理学者グラントは3つのタイプに分類しています。
ギバー:他人に与える事に注力
ティカー:自己利益を最優先
マッチャー:両者のバランスを取っている
この3タイプの内で最も大きな成功をするのはギバーであると言われています。逆に最も失敗するのもギバーと言われています。
成功するギバーと失敗するギバーの一番の違いは、失敗するギバーは、他人に尽くしすぎてしまう、逆に成功するギバーはお互いに与え合いさらに高みを目指していくそうです。
つまり、自分が高みを目指す事も大切ですが、それ以上に相手がそのようなギバーである事を見分ける必要もあると思いました。
見分けると言っても簡単な事ではないと思いますが、まずは自分がギバーになる、そして同じ様な人が集まってくると言った感じだと思います。
勿論、自分が成功するギバーになる必要もあります。
僕にとってこの違いには気付けただけでも、この本を読む価値はありました。
任せるチームを作るために使う
自分が出来ない事は人に任せてしまおう!という事です。
自分が出来る事には限界があります。得手不得手もあります。
そこで、自分がしたい仕事の中で出来ない事は出来る人を雇おうと言う事になる訳です。
同じ様な人が集まった場所ではチームは上手く機能しません。営業が得意な人、経理が得意な人、マーケティングが得意な人、開発が得意な人、色々な人がいるからこそチームとして利益をあげられるのです。
一人で全部出来る人は恐らくいないでしょう。
手間を減らし、時間を買うために使う
時間は有限です。
参考記事:時間という固定財産を見直してみた - Dartmania Cafe
Daigoさんは僕の曖昧な考えとは違い、しっかりと根拠を持って話しています。
「80:20の法則」。これは、仕事の出来る上位20%の社員が80%の利益をもたらしているという法則です。
これを個人ベースの時間に落とし込むと20%の重要度の高い業務が80%の成果をもたらすそうです。
つまり20%の時間に好きな事・得意な事をすべきだとあります。
1日の20%は3時間12分あり仕事をしているとなかなか取るのは難しいです。とは言え削れる部分は多々あります。
Daigoさんは一日の時間を「やりたいこと」、「やらないといけないがやりたくないこと」、「しなくてもいいこと」に分類し、2つ目についてはアウトソーシング等を活用して時間を増やす、3つ目に関してはお金を払ってでもやらずに「やりたいこと」への時間を増やすと言っています。
これは非常に同感しました。下記のような飲み会は不毛です。
力が最大化する組み合わせに使う
自分の好きな事は大抵趣味の範囲内です。例えば、野球が好きでプロ野球選手になりたくても慣れる人は限りなく少ないです。
だから趣味を仕事にしようとしても、そもそもそんな仕事は存在しないと思っている人もいるかと思います。
ここでDaigoさんが言っていた事は、「ないなら作ってしまえば良い」という事です。
今の趣味だけでは仕事にはなりません。もし仕事になったとしても競合が多ければ自分のアイデンティティを作り出す必要があります。
だから自分の好きな事にスパイスを加えて、世の中にない仕事を作り出す事がさらなる高みにいく方法の一つであるのです。
科学とロジックを組み合わせた超常現象(メンタリズム)を使ったメンタリストはDaigoさんが自ら作り上げたオンリーワンかつナンバーワンの仕事、努力の結晶です。
そんな感じで自分の好きな事とスパイス(出来ればブルーオーシャン)の要素を組み合わせる事で存在感を際立たせる事が出来ます。
まとめ〜Daigoさんすごい〜
本の書評と言うよりはDaigoさんの言葉を借りてすげーすげーって言って終わった様な気もしますが、この本を読んで価格以上の価値を見いだせた事は確かです。
この本を買う前は、心理学って面白そうだし買ってみようかな〜Daigoって有名だし知識はいっぱいもってそう!みたいなかるーい気持ちでした。
Daigoさんすみません、ここまで考えていると思ってもみませんでした。お値段以上の衝撃でした。
ただ現実的に見ると、一企業の社員としてここまで大げさに行動するのは難しいなと思う部分もあります。
社会人にとっては未だに会社からの収入に頼らなければいけない部分もあります。
そこら辺は難しい点ではありますが、同じ様に行動する必要はありません。これを応用して今の自分に合った方法を見つければよいだけです。
僕も出来る事から行動していこうと思うきっかけになりました。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。