dartmaniaです。
モノやサービスが溢れている現代で、みなさんは何故働いているのでしょうか。
これ以上モノが生み出されなくても生きていける、そんな時代にサラリーマンで働く事に疑問を抱く様になりました。
サラリーマンとして生きる事の理由、意義がよく分からなくなったので考えた事を纏めてみたいと思います。
サラリーマンとして働く事とは、欲求を満たす事
戦後のものがなかった日本では、良い車に乗りたい、家が欲しい、カラーでテレビが見たい、といったモノへの欲求が沢山あったそうです。
無いものが欲しいのは人間の根本的な欲求です。
それを動力源に高度経済成長期のサラリーマンは、一丸となってより良い生活環境を求め働きました。
その結果、世の中に便利なモノが溢れ、価格競争により安価で良い製品が溢れる様になりました。
一方、私は20代なので生まれたときからモノが沢山ありました。
テレビや車、冷蔵庫、エアコンもありました。高校生の時にはスマートフォンも出てきており、こんなモノが欲しいと思った時にはお金を出せば何でも手に入る時代に生きてきました。
上司世代のサラリーマンは出世やお金を稼ぐ事に快感を覚えている
モノがない時代に生きていた人は、モノが欲しい、もっと出世したい、もっとお金が欲しい。そういった欲求に向かって邁進していた時代でした。
私も上司と話していると、働く限りは出世したり社長になりたいって思わない?と聞かれる事があります。
その場は話を合わせますが、別に出世のために頑張ろうとも思えませんし、社長になりたいともあまり思いません。
わざわざ残業したり、上司の機嫌を伺って出世しなくても、起業さえすれば社長になれる時代です。
そういったサラリーマンとして働く事への価値観の違いに違和感を覚えます。
お金のため?好きで仕事をしているわけではない
何かを生み出さなくても既にある状態が、仕事で何かを達成したいと言う欲求を妨げている気がします。
一昔前は、仕事を頑張れば給料も上がるし、社会に素晴らしい製品も出せるし、周りからも羨望されていました。
今の私は、好きで仕事をしている感覚が今ひとつピンと来ません。
やる事がないのに何故か遅くまで残っている人、朝早くから来ている人の思考回路が全く分かりません。
だから何故仕事をしているんだろうと考える事がよくあります。
結果として出てくるのが、ある程度のお金を稼ぐため、将来のためといった非常につまらない理由ばかりです。
それなりに忙しくやりがいもある職場なので充実感は何となくありますが、この仕事が好きと言えるほど渇望しているわけでもありません。
辞めろと言われればいつでも辞められるくらいの情熱です。
勿論、大人数で何かを提供する、大金を使って仕事が出来ると言う会社でしか積めない経験もしているので全てが無駄ではありませんが。
好きな事をしている人にお金と人は集まる時代
これは重大な危機に瀕していると実感しています。これからの時代は、熱中している人や好きな事をしている人がより一層輝く時代でもあります。
組織ではなく個人に重きがおかれ、みんな同じ様に働いている。そんな時代に、自分にしか出来ない事を楽しく出来る人は強いと思います。
今はインターネットが発達しているので「楽しい事」と言う抽象的な事が「お金」に簡単に変えられます。
だから今やっている好きではない仕事にお金以上の価値がどうしても見いだせないのです。
好きな事って何?
じゃあ好きな事って何でしょうか。って聞かれた時にすぐに答えられる人は、とても強い武器を持っています。
私は、気がついたら何時間も経っている事の中に好きはあると思います。
好きな人と居る時は気がついたら何時間も経っています。私の場合、頭を使う様な課題解決系の仕事をしている時も然りです。
業務中に時間ばかり気にして働いている人は、その仕事を好きとは言えません。
人によって違いますが、自分が気付いたら勝手に集中していて、時間が経っていた事を思い出してみると好きな事は意外と出てくると思います。
若い人は好きな事を見つけにくい?
私も自分は何が好きなんだろうと思う事は多々あります。何にも情熱を傾けられず中途半端にそこそこ出来てしまうので好きが見えにくくなっています。
自慢とかではなく、何でもそつなくこなす人は裏を返せば何に対してもぬるい温度でしか対応出来ないのです。
そういった人が若い人を中心に増えてきている気がします。
ライフワークを見つければ幸せになれる
こんなに悩みまくっている人が言うのは説得力が全くありませんが、一つの解決策としてライフワークを見つけるというのがあります。
つまりライフ(人生)をワーク(仕事)にしちゃおうって言う考えです。
好きな事をしている時は仕事とは思わないはずです。例えば、部活をやっている人がお金が貰えないからやらないとはならないですよね。
好きだから部活に励むのであって嫌なら辞められます。
仕事から入るのではなく好きから入れってことですね。
好きを仕事にするというよりは、好きな事をしていて気がついたらお金になっていたという方がスムーズでしょう。
だから好きと思える事を見つける事が、儲かりそうな事や、周りに評価されそうな事を探すよりも大切なのではじゃないでしょうか。
まとめ:好きの気持ちを大切にしよう
人に対して好きの気持ちがあるように、趣味や仕事、日常生活の中にも「好き」を感じられたらどれだけ楽しいでしょうか。
私も、生活の中に好きを見つける事は得意ではありません。未だに「好き」を探し求めています。
しかしないからといって諦めているわけではありません。
どんな人でもどんなに小さい事でも「好き」はあると思います。
絵を書くのが好き、文章を書くのが好き、パズルが好き、何でも良いと思います。
私含め、社畜生活にお金以上の価値を見いだせない人は、私と一緒に色んな好きを見つける旅に出掛けましょう。
そして、お金では決して買う事の出来ないモノを見つけていきましょう。
今のあなたにとって何が「好き」ですか?
参考記事
仕事をゲームと捉えるとやる気があがります。