dartmaiaです。
いつも世間を賑わせているのが税金です。これは日本に限った事ではなく各国でも話題になっています。
最近では、増税に反対したフランス市民達が「黄色いベスト運動」を行っています。
一般人からすると、消費税増税や新たな税金の導入には不平・不満が沢山あることでしょう。
もちろん、私も思うところがあるわけですが嘆いてばかりでは事態を変える事は出来ません。
私も理解は出来ますが、怒る対象や情熱を捧げる方向が間違っていると何も変わりません。
今回はより苦しくなる生活、改悪される制度からどうやって自分の身を守るかについて、お話ししたいと思います。
個人が出来る事には限界がある
増税と聞くと、自由に使うお金が減る、家計がさらに苦しくなる、さらに消費しなくなる、経済が回らなくなると思う方が多いのではないでしょうか。
確かにその通りなのですが、社会保障や公共設備の利用等、税金で助けられている部分も多々あります。
そうは言っても、この状況は望ましくないし何とかしたいと思うのは自然な流れです。
しかしこの場面で怒り狂ったり、署名運動したりしても限界があります。
個人で社会の構造を変えたいと思っても、出来る事には限界がありますし一人の意見が通る国は逆に不審です。
みんなが思っていても決まってしまったものはなかなか変わりません。
そして大抵の場合、大衆が望んでいる方向と逆の方向に進む事が多いのです。
ルールは頭の良い人が作ってる
昔のドラマ「ドラゴン桜」にこんな言葉が出ていましたが、社会人になるとその言葉を
しみじみと実感する事が増えました。
このルールは誰のためにあるのか。誰が得をするのか。と言えば確実にルールを作った人になります。
誰かが得をすれば必ず損をする人がいます。損をする人は決まって無知な人なので、如何に回避するかがカギになってきます。
それに逆らう大衆の人達の声が届く事はほぼありません。ルールを支配する側からしてみれば中身がないただの批判としてしか映りません。
何故ならその声を拾ってしまうと作る側の立場が危うくなるか、損害を被るからです。
必ずしもこうなるとは限りませんが、ほとんどの事は搾取する側のメリットになります。
自分の身を削ってまでも他人のためにとはなかなか思えないですよね。
ルールに不満を言っても意味が無い
だからルールや決まってしまった事に不満を言っても現状が変わる事はありません。
いや、それでもこの社会のルールを変えたいんだと躍起になってデモ等をしても良いですが、相応の労力と時間が掛かります。
多くの人はルールを変えたいのではなく、生活をより豊かにしたい
色々議論はありますが、最終的にはより良い暮らしが出来る環境で暮らしたいのが主の欲求ではないでしょうか。
正直、そう出来ればそれで良いですよね。
それならルールに不満を言って、変わるのを待つより自分で生活を豊かに出来る様な環境を自分で作る方が早いです。
ルールを作る側に回るか利用する側に回るかしかない
ではどうやって作るかと言うと、自分でルールを作る側に回るか、最大限利用する方になるかのどちらかしかありません。
前者はハードルがかなり高く、労力が掛かります。デモをするのか、役人になるのか、会社で偉くなるのか、起業するのかは人それぞれです。
ルールを作る側も、ある程度の苦労をした上で手に入れた場所です。
一般人がこれをするのはあまり効率的ではないですよね。
どちらかと言えば、ルールを良く知り使いこなす方が効率的に得をすると思います。
不満を言っても良いが、最終的には何が出来るかを考えよう
増税は避けられなくとも、サラリーマンでも節税出来る方法は沢山あります。
保険控除や住宅控除は有名ですが、特別支出控除は知っているでしょうか。
iDecoと言う個人型確定拠出年金での運用や、ふるさと納税で所得税の還付といった制度もあります。
インターネットが発達しているので投資で自分の資産を運用する、副業で収入源を増やす、そういった個人で出来る事はかなり増えています。
不満を言って何もしないでさらなる制度改悪を待つより、個人で変えられる部分を変えていく方が効率的ではないでしょうか。
自分を変える方がコスパが良い
何をすれば良いのかと言う事は大体挙げてきました。まずは、疑問を持ってもっと得が出来ないかと考えてみて行動するのがベストです。
例えば、
税金をもっと減らしたいけど自分にも出来る節税はないのか。
会社の収入は全然上がらないから、何かそれ以外に出来る事はないか。
ちょっとお金が貯まってきたけど、このお金をもっと増やす方法はないのか。
こういった事を考えるだけでも色々とアイデアが出てくると思います。そして一つずつで良いので行動にしてみる事です。
まとめ:その批判、努力する方向を間違えていませんか
怒りの感情を表に出せば良いだけなので、批判は誰にでも出来ます。
ですが、社会的なルールや法律が変わって怒りがこみ上げてきた時、その情熱を捧げる方向は適切ですか。
残酷ですが努力しても必ず結果がでるわけではありません。努力する方向が間違っていれば何も変わりません。
まずは、ルールは変えられない事を知る、そしてその中で最大限ルールを活かすために自分に何が出来るかを考える。
ルールを詳しく知れば、抜け道を発見し上手にルールと向き合える様になります。
つまり制度を変えるために奮闘するよりも、自分を変えるために努力する方が、より良い生活を手に入れる可能性が高いと言えます。
もし、現状に不満があるのであれば今一度何をすべきか考えてみると世界が変わるかもしれませんよ。