dartmaniaです。
Daigoさんの印象は、心理学の知識がめちゃくちゃある人でそれを実生活に応用して面白い事を色々出来てすごいな〜と言う感じでした。
この本を読んで、思っていた以上にお金に対する教養や自分の軸がしっかりしており、自分その存在価値をきちんと理解している凄い人に変わりました。
時間を忘れるくらい面白く読めたので、ここでその面白さを紹介したいと思います。
好きをお金に変える
お金について悩んでいる人は沢山見かけますが、あなたは一体いくらあれば満足するでしょうか。1億円、100億円でしょうか。宝くじで10億当たったら死ぬまで幸せなのでしょうか。
この本は、そんな悩みから解放されるために心理学の面からサポートしてくれるきっかけになります。
著者は、「お金と幸せのバランスである」と言っています。
こんなたとえを出しています。
カフェでコーヒーを頼む時に、自分の飲みたいサイズをスモール、ミディアム、ラージから選びますよね。もし、スモール頼んだのに大ジョッキになみなみ注がれてきたらそんなにいらないと思いますよね。
でも、毎月の給料がいつもより沢山振り込まれていたら嬉しくないですか?
これから分かる様にお金は、飲めるコーヒーの量を把握する様に、満足する量が自分では分からない人が多いそうです。
自分の欲しいサイズのカップに十分入っているコーヒーでも、大ジョッキに入れ替えれば、少なく見えて「もっともっと」と欲求が増していきます。
お金に関してはこれが顕著に現れる人もいます。だからそれだけ稼いでも幸せにはなれないそうです。
また、イースターリンの逆説という法則があります。
これは、ある年収までは幸福度が増し、それ以降は増さないよという法則です。幸福度が増さない程度の収入がある人は、幸せや満足感を求めるために要らないモノを買ったりして浪費するようになります。
資産が多ければいいわけではなく、自分が幸福感や満足感を感じるお金はいくらなのかを知る事が一番重要であると言う事です。
幸せを遠ざける3つの誤解
この章では、お金の使い方や考え方について誤った認識をしているかを確認する事が出来ます。
お金を使うのは悪い事
「1万円をあげるので自由に使って下さい」と言われたら何に使うでしょうか。
ギャンブル、服、課金、飲み代、色々な使い方がありますが、大きく分けて2つに分類されるそうです。
一時的な喜びが得られる単なる消費
将来、収入という形で戻ってくる可能性のある投資
の2パターンです。当然、投資に使った方が自由になれるのですが、お金を稼ぐ程、消費、浪費の気持ちよさに引かれてしまい使い方を間違ってしまいます。
将来に繋がらない使い方(ネットで要らないものをポチる、セール品をついつい買ってしまう等)を律する意味で「節約しなさい」とアドバイスされているうちに、「お金を使う=悪」となってしまいます。
本文では、お金を使う際には、選択と集中が大切であると言っています。何をメインにお金を使うか選択し、それに集中して学んでいくかが重要だと言う事です。
例えば、ゴルフが好きな人と嫌いな人で打ち放題に言った場合、好きな人の方が集中してどうすれば上手くなるだろう、この場合どうしようと考えます。これは将来、大事なコンペに誘われると言った様な、リターンを得られる可能性が高くなります。嫌いな人は早く終わらないかを考えます。
つまり、自分の趣味志向に合った事にお金を使い集中する時には、お金を使う事は悪い事ではなく良い事なのです。
貯金が成功への道
日本人は貯金が最も好きな国民だそうです。僕も周りを見ていてそう思います。
ある程度の貯金は大事ですが、使わなければただの紙切れですよね。
何も得ないまま我慢して貯金しても、死ぬ時に「自分は我慢して何がしたかったんだ?」となると思います。貯金を目的にするより、何かしらの目標を達成したいけどお金が足りない時にする事じゃないかなと思います。
お金には「使うべきタイミング」があると言う事です。
特に2,30代の人は貯金よりも、今役に立つお金の使い方を研究する方が、将来のリターンは大きくなるでしょう。会社からの収入による貯金だけでは限界があります。
何となく分かってはいるけど、結局僕自身は使うべきタイミングを逃したり、投資ではなく、取り敢えず貯金しとこうみたいになっちゃう時もあります。
これは、日頃からタイミングの訓練をする必要がありそうです^^:
お金は使うとなくなってしまう
これも誤解だそうです。普通に考えたらなくなりますが、お金は無限ループさせる事により収入は増えていくそうです。
お金の流れを3パターンに分けて考えてみます。
1. 収入が入る→遊ぶ→なくなる
2. 収入が入る→貯金する
3. 収入が入る→好きな事に使う→スキル高まる→仕事になる→収入が入る
無限ループは3の使い方です。スキルが高まる事は自分にしか出来ない事なのでさらに仕事が増え収入が増えていく、それをまた投資して仕事が入るといった感じです。
Daigoさんのメンタリストはまさにこの循環に入っており、説得力があります。
幸せなお金持ちは、お金を溜め込むよりも、自由になるためにお金を稼ぎ使っているのです。
重要な事は好きな事に投資し続ける事だそうです。途中で辞めてしまい遊びに使ったらこの無限ループは簡単に壊れます。
「好きなこと」を極めるために大切なこと
無限ループとは、
好きな事を選択し 、そこに集中してお金を使い、それが稼ぎになり、さらなる集中と選択を行い、収入が増えていく仕組み
です。そしてそれを舞わせる様になるためには、次の4ステップが必要となると言っています。
1.自分が本当に好きなことを見つける
2.好きなことを極めていく
3.好きなことを収入に結びつけていくための工夫をする
4.好きなことで得たお金を再投資する
では次にこの1と2について簡単に紹介します。
フローに入る条件
本当に好きなこととは、ラーメンが好きとかのレベルではなく、自分の人生の全てを注ぎ込んでも良いくらい好きなことです。
今まで生きてきて、そこまでの経験ないよっていう方はこの章は見た方が良いです。
ここでは今の仕事が好きかが分かる質問をしています。この質問にイエス・ノーで答える事で自分が仕事でフロー体験に入っているかが分かります。
フローとは、ある物事に取り組んでいる時に、時間を忘れて完全にのめり込んでいる状態の事です。子供の時にゲームに夢中になってお母さんに叱られた時の状態みたいな感じです^^
ブログで「好き」を極めている人も多くいますよね。
この状態に入っているかで自分の好きなことかどうかを見つけると同時に、さらに好きになるための重要なポイントにもなるのです。
とはいえどういう時にフロー体験のチャンスがあるか分からないと思います。
そこで、Daigoさんはチクセントミハイさんの研究を参考に人がフロー体験に入りやすい時の条件を提示しています。
ここでは、要素だけを上げて具体的な内容は控えさせて頂きます。気になった方は買って読んでみて下さい。
フローに入りやすい8つの構成要素
明確な目的
集中
自意識の低下
時間の歪み
レスポンスの速さ
適切な難易度
自分で状況をコントロールしている感覚
活動自体に価値を見いだす事ができる
さらにこれにプラスして「他者に妨害されない環境」も含まれています。
お金を生み出す5つのチャンス
ここでは、3.好きなことを収入に結びつけていくための工夫をするについて書いてあります。
ブロガーの方が気になるマネタイズの部分です。好きをそのまま収入にするための方法ですが、僕自身ブログも「好き」を「お金」に変える部分も少なからずあるな〜と思いながら読んでいました。
お金が欲しいからブログを始めたわけではないですが、ブログをしていて将来マネタイズしたいな〜とは思います。
いつくるか、こないかもしれませんけど^^:
好きな事を周りに宣言する
まずは、僕はこんな事が得意です。大好きです、誰にも負けませんという事を周囲に知ってもらうアピールが必要であると言っています。
そりゃそうです。いくら知識や経験が豊富でも誰かの 目に留まらなければ役にたちません。
それ以上に重要なのがコミットメントです。アピールばかりしていてもただの押し付けになる可能性があるので、僕はこういう事ができるので、困ったら相談乗りますよ。という相手の需要に対して策を提示できるコミットメントが必要なのです。
ギブ&ギブ
ギブ&ギブはいろいろな方が言っています。返答性の法則です。
これは、誰かから何かをしてもらうと必ず何かお返しをしなくてはいけないと感じる働きの事です。
これは僕も経験上よく分かります。
この情報だけなら価値はなかったのですが、さすがDaigoさん、具板的にどういう風にギブしていけば効果があるかについてお話ししてくれていました。
例えば、残業を頑張っている同僚に栄養ドリンクを差し入れするだけでなくそこにメッセージを添えるとか、ギブに効果的なタイミングは週の真ん中だよ。とか
心理学って面白いです^^
好きな事を通して他人に貢献する
これはアピール&コミットメントの次の段階で他の人に役に立つ行動を起こす事です。
また、それに際しては相手の夢にも耳を傾ける事が大切であると言っています。
同時に他人に貢献をする事のメリットとして3つ上げています。貢献する事で人は「幸福感や喜びを得やすい」、「幸福感をモノで埋める事がなくなるため無駄使いをしなくなる」、そして「人脈ができる」です。
人脈とは自分が知っている事ではなく、知られている事こそが重要だそうです。
僕もブログを通して色々な人に知られて、そして知っていけたら嬉しいです^^
弱い繋がりを大切にする
これは、ブログ界隈だとすごく感じます。会った事も無い人と話したりするのですから。
どうしても身近な強い繋がりの人だと近況報告や愚痴を話してしまいがちです。それは、境遇や環境が似ているから仕方の無い事ですよね。
しかし、弱い繋がりの人だと価値観が違ったり新しい事を発見しやすいのもまた事実です。
社会学者の転職調査でも、弱い繋がりからの方が強い繋がりからよをりも、チャンスを得ている結果がでています。
こういう繋がりを持つためにも、人を知っているよりも、知られている方が重要である事は分かります。
僕も多くの方に知ってもらえる様に連呼します!
バリュー投資しているDartmaniaです!
バリュー投資しているDartmaniaです!
バリュー投資しているDartmaniaです!
すみません、調子乗りました^^:
う〜んもっとインパクトのある一言アピール欲しいですね!
ちなみにDaigoさんの一言アピールは、「科学とロジックで超常現象を再現する。それがメンタリズムです。」だそうです、かっこ良いです!
決断は直感を信じる
アピール&コミットメントで存在を知ってもらい、ギブ&ギブで好感度を上げ、貢献で実力を示し、弱い繋がりからチャンスがやってきた時に、そのチャンスをつかみ取れるでしょうかという問題です。
成功する人は、直感を信じて一歩踏み出す力があります。
イスラエルの大学の研究では、直感による判断の90%が的中する結果が出ているそうです。
直感は論理的な思考とは異なりますが、論理的に考えても無理な事に対して直感で判断する事で正しい方向に導く事ができるそうです。
つまり、自分の直感の赴くままに行動する事もあながち見当違いでは無い様です。
僕も就職先を選んだ時は、マイナビ見ながら「あ!ここだ!」みたいな直感はありました。
まとめ
長くなってしまったので、2部編成とさせて頂きました。
今回は、お金とはどういう存在かという視点で多くの方が感じている誤解を解消し、好きな事を見つけるためにはどうするか、そしてどう極めてマネタイズしていくかについてお話ししました。
これを読んで、少し自分の現実とはかけ離れているなという部分もありましたが、参考になる部分が非常に多く、お金とどう付き合っていくかを考えさせられました。
また、仕事と好きを100%結びつけるのは、無理だろと無意識に決めつけていた僕に希望を見いだしてくれる内容でもありました。
今後、自分ベースに落とし込んで実行していいければなと考えております。
P.S.
書評と言うよりは、まんま説明してしまった点もあります。実際に書いてみて、他人の書いた事を自分の言葉にするのが難しいなと改めて実感しました。