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【書評】〜マネーという名の犬〜は子供と一緒にお金の事を学べる良書

daratmaniaです。

私たちは子供の頃からお金に触れていますが、一体どんなものなのか本質を理解しないで使っている様に感じます。

お金とは何なのか、味方なのか敵なのか、どうやったら増えるのか、何のためにお金を稼ぐのか。

そういったお金の本質を子供にも分かりやすく物語り形式で伝えている本です。

〜マネーという名の犬〜あらすじ

ネタバレをしない様にぼやかしてお話ししますが、この物語は誰にでも起こりうる可能性があると思います。手段は違えど、お金に対する考え方、捉え方は何年経っても決して変わる事はないんだろうなと思わせてくれます。

この物語は主人公の女の子とたまたま出会った犬の物語です。もともと犬は富豪の家にいましたが、ある事が理由で主人公の女の子と生活を始めます。

この本は、どこにでもいそうな普通の女の子が自分の好きな事と向き合う中でお金との付き合い方・稼ぎ方も学んでいく。そして誰にでもある葛藤やピンチを乗り越えさらに高みを目指していく。

いわゆるサクセスストーリーではないですが、万人に起こりうる事を物語形式で共感させ、その中から普遍の原理・原則を教えてくれるので、自然と話が入ってきます。

応用出来るかは結局は個人の努力になりますが、それを考えるきっかけを与えてくれます。

胸に刻んでおきたい事

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全てを書くのも意味がないので、実際に読んで取り入れたいと思った事を3点お話します。

誰かが喜んでお金を払うのは問題を解決してもらえる時

人がいつお金払うかとを考える前に、自分なら何にお金を払いたいでしょうか。

例えば、パソコンが壊れてしまった時にすぐに直してもらったら有り難いですよね。

おなかが減ってる時に、レストランで食事が出来たら幸せですよね。

そうです、人は何か困っている事を解決してくれるサービスや自分の欲求を満たしてくれるモノに対してはお金を払っても良いと無意識に考えます。

つまりお金を稼ごうと思った時には、自分が当たり前に出来る事、知識は何かを考えて相手は難しい事に差し出してあげる事が重要です。

確かに自分でも出来る事にお金を払おうとは思いませんよね。

最近では、ルンバに代表される時短グッズも流行っています。これは、忙しくて掃除したり家事をする時間がないと困っている人を助ける事に繋がります。

大人になると、自分には出来ない難しそうな事に価値があると思い込んでしまいます。そうではなく、自分は出来るけど相手にとっては出来ない事を知る方がよほど大切なのです。

これはかなり真実を突いていると思いました。

問題や忙しさに見舞われたときこそ真価が問われる

相場に波があるように、人生にも良いときと悪いときがあります。常に悪い事は続かないし、良い事も続きません。ふとした瞬間に問題が起こるのが人生です。

調子が良いときはトントン拍子で事は進みますが、問題を乗り越えるにはすごく勇気がいります。

特に忙しくなったり問題が起こるとやりたい事を放置してしまいがちです。

ブログを書こうと思ったけど、忙しさを理由に書かなくなった事もあります。情報発信する事は楽しいですが、楽しくても面倒くささが勝っていました。それくらい感情は揺れ動くものです。

これは胸が痛くなった分、きちんと刻んでおきたい言葉ですね。

お金があれば困っている人を助ける事が出来る

誰かを助けるため、人の役に立つためにお金を使うことは、君の人生をとても豊かにしてくれる。(本文より)

先日もお話ししましたが、お金が人生で一番大切ではありませんが、本当に困っている時に絶大な効果を発揮します。

最近、人のためにお金を使っているでしょうか。

もちろん、お金だけ渡しても解決出来ない事はあります。直接足を運んだり話を聞いてあげたりする事も大事でしょう。

もし身近にいる大事な人が、困っていたら迷わず助けたいと思うはずです。事実、私も同じ様な事がありましたが、お金で無事に解決した事もあります。非常に小さな額でしたが、「ありがとう」と言われたときの嬉しさは相当でした。

自分のためだけでなく、人のためにお金を使う事は心をさらに豊かにしてくれます。

そういうお金の使い方も大切なんだと改めて実感させてくれました。

まとめ:子供とお金の本質を学びたい人の最初の一冊としてオススメ

子供の頃からお金の教育をさせる文化がない日本では、お金について考える事はほとんどありません。

ましてや、大人になってから学ぶ人も多くはないでしょう。

お金について勉強したり必死になると、拝金主義と揶揄されるかもしれませんが、決してそうではありません。寧ろ逆で、さらにお金に捕われなくなり、他の大事な事に気付いたり、助けたりしてあげる事が出来ると私は思います。

つい数年前までは、あまりお金の事を知らなかったのですが、投資やお金の流れに興味を持つ様になり、最終的に人生をも向き合って考えられる様になりました。まだまだゴールには到達していませんが、一歩ずつ前へ進んでいます。

この本は、子供のみならず、大人でも学べる事は沢山あります。是非、お子さんと一緒に読んでみるのも良いかもしれません。