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【書評】「仕事は楽しいかね?」は仕事や日常で意識を変える上で役立つ本

dartmaniaです。

「仕事は楽しいかね?」と言う本を読み返してみたので、感じた事をお話ししようと思います。

主人公はしがない一人のサラリーマンです。

吹雪のため飛行機が飛ばなくなり空港で一晩を過ごす事になった主人公が、マックス・エルモアという一人の老人に出会い、仕事に向き合う姿勢や秘訣を教えてもらうという話です。

物語形式で展開されていて、たびたび名言が出てきます。

その中にははっとさせられる言葉が多く、仕事や私生活においてもっとやるべき事はあるんじゃないかと、そう感じさせてくれます。

【目標】明日は今日と違う自分になる

マックス・エルモアが今まで唯一掲げた目標が「明日は今日と違う自分になる」でした。

社会では、やるべき仕事や習得する資格、技術レベル等に対して目標を立てて、努力をするのが一般的です。

しかし、人生にとって大切な事はそういった目標から外れた場所から与えられる物だと言う事です。

これは、スティーブ・ジョブスの伝説のスピーチと似た様な事を感じました。彼は大学を退学した後、ひっそり忍び込んだ大学でのカリグラフィの授業に魅了されました。

その10年後、Macを作る時になってその経験が活きました。

彼にしても、素晴らしいコンピュータを作ろうと最初から目標があったわけではありません。

新しいアイデアは古いアイデアの組み合せ

常に違う自分になりつつ、その点と点を繋げていく。どう繋がるかは分からないが、今やりたい事をする、違う事に挑戦していく、そういった日々の行動によって変わっていくのだと。

言い方は違えど、成功した人のスピーチや本を読むと同じ様な事言っています。

既存の情報から自分のオリジナリティと領域を生み出していく過程は、ブログにもあてはまりそうですね。

完璧はダメになる過程の第一段階

ある事柄が完璧だと決めつけてしまったら、その事柄はそれ以上は良くならず、ライバルに追い抜かれるのをただ待つだけだ。その結果言えるのは「完璧とは、ダメになる過程の第一段階」ってことだ。

「仕事は楽しいかね?」本文より引用

完璧と言うのはそれ以上はありません。つまりそこで高止まりしてしまうわけです。

完璧より良いを求めると言うのは、先のマックス・エルモアの「違う自分になる」というのにも繋がります。 

成功するために、他人と同じになる事で変わろうとしている達成しようとしている

日本人は無意識でも右に倣え的な部分が強いですよね。

仕事ではこうするのが当たり前、こうしたら成功者になれる、社長になれるという思い込みがあります。

自分が働いている業界で、危殆通りの仕事をしたり、誰かの真似をして成功しようとしたります。

二番煎じでは成功出来ないと言う事ですね。確かに、既存のものを真似しても先駆者より前に行く事は出来ません。

そういった既存の事と自分の経験を繋ぎ合わせてこそと考えると面白いかもしれません。 

アイデアが前を通り過ぎる

世の中にはヒントが沢山ありますが、そのヒントを見過ごしてないですか?と著者は言っています。

本文の中では、コカ・コーラを例に取り上げています。例えば、コカコーラの先進である薬屋の経営者だと思って見て下さい。

「きみは店の奥の部屋に入る。そこには従業員が二人の居て、売り物の薬を取り出し、美味しそうに飲んでいる。きみはどうするだろう。」

率直に考えられ私はきっと怒ります。一緒に飲んで旨いとなるでしょうか。そしてそれがコカ・コーラになるでしょうか。

まとめ:温故知新

結局は見つけられるか、られないかみたいな話に成ってしまいましたが、取り敢えずなんでもやってみるっていうのは意外と的外れではないのかなと思います。

人生は点と点をどれだけ繋げるかだとも思っています。要は古い知識と古い知識の融合が新しい知識になるという感覚です。

これは、結構面白いな〜と思います。

ブログでも、仕事でも色々な知識を得て、新しいアイデアを出せる様にしていきたいと思いました。

仕事は楽しいかね?

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