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【ヘルスケア】ジョンソンエンドジョンソン (JNJ)は長期投資に最適な安定増配株

dartmaniaです。

ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)は、薬用リステリンやアキュビューなどで有名なヘルスケア総合企業です。

誰しも一度は使った事のあるバンドエイドを製造・販売しているのもJNJです。

事業ポートフォリオは医療機器、製薬、ヘルスケアの3つの柱で、約134,000人の従業員を持ち世界60カ国で事業展開しています。数字だけ見るとかなりの大企業である事が伺えます。

また多くの国で事業展開していると言う事は、それだけリスクヘッジを上手く行っている証拠でもあります。

JNJの決算からもう少し詳しく企業分析をしてみたいと思います。

基本情報

ジョンソンエンドジョンソンは1886年に14人の従業員からスタートした製薬企業です。またその内の8人が女性であり、ホームページでも女性の重要性について説いています。

こうした女性からの目線も大切ですよね。

ティッカーはJNJで、NYSEに上場しています。

配当支払い月は3, 6, 9, 12月です。

S&P格付けAAAの照合を得ている数少ない超優良企業です。それでは次に指標をみていきましょう。

地域別売上比率:アジア圏はまだまだ伸びそう

まず地域別売上比率を見てみましょう。

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半分がアメリカで、米国以外で残り半分の売上を上げています。少し驚いたのが、経済成長著しいアジア圏内での比率は20%に及ばない事です。

日本のスーパーでも売られているのを目にするのに意外な結果ですね。

今後の人口増加に伴い、米国以外の売上も伸びていく事でしょう。比率が変わるかと言えば話は別ですが、伸びしろはあるのではないでしょうか。

セグメント別売上比率

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製薬事業で約半分、次に医療機器、一般消費財と続いています。製薬事業は主な稼ぎ頭になっていますね。 

 一般消費者にとっては、あまり有名ではないところで大きく稼いでいる事が分かります。特に関節リウマチに効く薬である「レミケード」が大きく売上に貢献しています。日本では田辺三菱製薬と言う会社が販売しています。

 研究開発費やゲネリック医薬品の台頭によるリスクはりますが、思っていたより影響は少ない感じがします。

安定した売上高と営業利益

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 グラフを見てもらえると分かる様に順調に売上高を伸ばしています。2017年度は764億5000万ドルなので、日本円に直すと約8兆4000億円にものぼります。

営業利益率は低いときで20%、高いときで27%程度です。医薬品や医療機器製造には設備投資は勿論、研究開発費がかかりますね。しかしこれだけの成果を残していると言う事は、それだけ需要にマッチしていると言う事でしょう。

JNJの3つの柱は景気が悪くなっても決して需要のなくならない商品ばかりです。

数年単位では景気動向に左右されますが、10年以上の長期スパンで見た時には人口増加に伴い需要の絶対数が増える事は間違い内でしょう。

そういったデフェンシブ要素が強い事から、長期投資には向いている銘柄であると思います。

50年以上連続増配している配当王

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50年以上増配しているJNJの一株当り配当はキレイな右肩上がりの直線をしています。過去10年間の平均増配率は約8%程度になっています。

今後もこの様な増配企業は、維持とプライドを掛けて配当を出す事で株主に積極的に還元してくれる事でしょう。

配当性向は平均すると50%となっています。

つまり連続増配銘柄でありつつ、増配余地も十分に残されています。小製薬企業は開発研究や設備投資に大きな金額を費やしてしまいますが、それを上回る潤沢なキャッシュフローがある証拠ですね。

2017年の配当性向が極端に上昇しているのは、米国の税制改革により純利益が減少したためです。2019年以降は問題なさそうです。

バランスシート考察:

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左側(資産)のバランスシートを見てまず最初に目につくのが、無形固定資産とのれんの割合です。

これは2017年の初期頃にアクテリオンを買収した際に発生した事によるものです。このお金をどのように調達したかと言うと、右側の負債にある長期負債を用いて調達している事が分かります。

その結果、約50%近くあった自己資本比率が38%にまで低下しています。ただ、フリーキャッシュフローを見てみると170億ドル以上あるため、まだ余裕はあると思います。

短期的な安定性を示す流動比率もぱっと見で十分と言える値に収まっています。

商品の流動性を見てみると、棚卸資産回転期間は約1.3ヶ月とかなり回転率が早いのが印象的です。仕入れから製造・販売までの流れが非常にスムーズに行われている事が分かります。

また、売上債権回転期間は約2.1ヶ月です。

まとめ:JNJは不況でも需要のあるデフェンシブ銘柄

不況の波に晒されながらも配当を50年以上吐き出してきた事は尊敬に値します。

これは、波のある経済状況で不況時でも安定して売上をあげる事が出来るからこその事業形態からではないでしょうか。

また、地域別の売上を見てもほどよく分散されています。今後米国のみならずアジアやヨーロッパ、アフリカ等でさらにシェアを伸ばしていって欲しいですね。