dartmaniaです。
やりたくない仕事をやらされる、行きたく無い場所へ転勤させられる、家族と離ればなれで仕事をする、そんな時に仕事から逃げたいと思う事は誰でもあると思います。
辞職する事が望ましい状況でも、環境や年齢を考えるとどうしても辞められない事も出てきます。
今日はそんな先輩を見て学んだ事を書き綴りたいと思います。
会社と従業員の関係
とある私の40代の先輩Aさんは、家族と離れ5年以上仕事をしています。すぐにでも家族の近くで働ける様な環境で仕事がしたいとずっと話をしていますが受け入れてもらえません。
会社は労働力を対価に給料を支払っているので、同等の立場であると思っていますが、どうやら勘違いをしている人が多い様に感じます。
会社を変える事は簡単な事ではない
昔ながらの体質と言ってしまえばそれまでですが、体質を変える事は簡単な事ではありません。
組織で動いている以上、個人の我が儘を全て受け入れる事は出来ません。
アンカリングによる思考停止状態
ワークライフバランスの拡充と言われて久しいですが、未だに改善しないのは昔からの名残や経験が邪魔をしているからでしょう。
昔はこれが当たりだったと言い放ち、思考停止になる上司は沢山いるのが実情です。
確かに高度経済成長を支えてきた人達にしてみれば気持ちの良い話ではないかもしれません。昔の成功体験がアンカリングされて今の人に同じ様に働かせています。
下記は投資におけるアンカリング効果ですが、通ずる事はあります。
『アンカリング効果』買おうとしている銘柄は本当に割安ですか? - Dartmania Cafe
異動出来ない先輩
先輩Aは家族の近くに働きたいと思いつつも出来ずにいます。理由は色々考えられますが、まず思いつく理由が40代だからです。
結婚し家族もいれば養うだけのお金が必要になりますし、転職するとしても若い人よりは難しいと予想出来ます。
上司に直談判していると言っていますが、なかなか受け入れてもらえません。その状態が何年も続いています。
無意識か惰性なのかは分かりませんが、それでも残る事を選択しているのであれば、異動したいとか辞めたいと言うのはおかしいと思います。
私からしてみればワークライフバランスを壊されて希望が通らないのであれば辞職するなり他のアクションを起こせば良いのにと思ってしまいます。
会社を変えるより自分を変えよう
会社はすぐには変わりません。組織で動く以上仕方のないことかもしれません。であれば自分で動いて変わるしか無いのです。
加えて同じ方法で行動しても何も変わりません。直談判してダメならこの先もずるずると年を重ねる事が目にみえます。
他人を変える事より自分を変える方がよっぽど楽です。
先輩Aから学んだ事
この様な状況を見て反面教師で学ぶ事は沢山あります。
若い内から複数の場所からお金を稼ぐ事を意識する
ワークライフバランスが崩れた時の逃げ道を用意しておく
年をとってからも転職したり、活かしたり出来る技能を身につけておく
という事です。
いわゆる人生のリスクヘッジです。
いざという時に、お金は選択肢を増やしてくれる - Dartmania Cafe
複数の場所からお金を稼ぐ
このブログでも散々お話ししてきましたが、複数の場所からお金を稼ぐ意識は身につけておくべきです。
投資環境やネット環境が充実している現代に、お金を稼ぐ手段はいくらでもあります。
ネットの広告収入や株式投資、不動産、印税収入、ライター等々、稼ぎ方は多種多様です。
給料だけじゃないお金を増やす考え方 - Dartmania Cafe
ワークライフバランスの拡充
人によって幸せの定義は異なります。環境や年齢によっても変わってくるでしょう。例えば沢山働きたいと考える人がいたとします。
その人が将来家族とゆっくりした生活を送りたいとなったとして、その会社で願いが叶わなかったら転職を考えますが年をとってからは難しいのが世の常です。
そんな時に逃げ道(複数の収入等)があれば環境をガラリと変える事が出来ます。
しかし自分の将来や幸せについて今一度考え、そのためのリスクヘッジをしておくべきです。
大切にしたいお金で買えない価値がある3つのモノ - Dartmania Cafe
一つの会社意外でも役に経つ様な仕事のスキルを身につける
会社に依存し過ぎると、その会社では仕事が出来るが他の会社では全く通用しない事も多々あります。
視野を広く持ち、自分の中で一般化してどこにでも通用する様なスキルにして持っておく事も大切です。
今は役に立たない事がとても重要
今は役に立たない事でも、後々とても重要になる事を若い内からすべきだと思います。複収入も同じですが、会社から給料を貰っていれば必要はありません。
しかしいざ転職しようとなった時、辞めたいと思った時に複収入があるかないかはとても重要な事です。汎用的なスキルも同じです。
問題は、沢山働きたいと思っている時に複収入を得るための環境づくりが出来るかと言う事です。漠然とした将来のために、そこまで行動出来る人は限られてきます。
いつ会社が潰れるかは分からない
大企業の不祥事のニュースを目にする事が多くなりました。あの大企業が倒産するなんて、と疑いたくなる様な事も平気で起こります。
そんな時代に自分の会社だけは大丈夫と言える人はそうはいません。
会社は自分の人生を保証してくれはしません。一時的にお金を稼ぐためにお世話になっているだけです。
会社だけの収入にのみ依存する事は想像以上に恐い事だと認識した方が良い時代に突入していると思います。
まとめ
将来どうなりたいかを考えると今やるべきことは見えてきます。そのやるべき事は現時点ではあまり重要ではないので蔑ろにしがちになります。
ここを乗り越え将来をより具体的に考え、どんなリスクヘッジをすべきか、一度考えてみても良いのではないでしょうか。
あなたにはどんな逃げ道がありますか?
参考記事
今や生きていく上で副業は切っても切り離せない事であると思います。
未だに副業に嫌悪感をします人がいます。事業主と個人から見た副業のメリットデメリットについて紹介しています。