dartmaniaです。
海外に渡航すると、生活スタイルや人付き合いも含めて大きく環境が変化します。
日本の銀行口座で引き下ろしも出来ませんし(出来たとしてもかなりの手数料が掛かります。)電圧も違います。文化も全く異なるため生活していて驚く事が沢山あります。
日本に居る時の様な環境を手に入れるためにはそれなりの年月が掛かります。そこで今回は、私が特に気にした点をしておいた方が良い事を纏めてみようと思います。
海外赴任前にしておいた方が良い事
まずは箇条書きでざっと挙げてみます。調べればすぐに答えが出てくる事(持っていくべき物等)は割愛します。持ち物はある程度現地で揃うので、国籍が日本である事により生じる問題をメインに解説します。
・スマートフォン
・固定費
・住民票
・健康保険
・銀行口座
・日本からの送金
・証券口座
・不動産
スマートフォン
日本から持っていく場合には、必ずsimフリー端末を持っていきましょう。私が犯したミスはキャリアのスマホをMVNOするとsimロックが解除されると思っていた事です。
MVNOしても格安スマホ会社はキャリアの回線を借りているだけなので、simフリーにしなくても回線は繋がります。
つまり、MVNOした時に、一緒にsimロックを解除する必要があります。
MVNOしてから一定期間(確か3ヶ月くらい)を過ぎると解除出来なくなるので注意してださい。
固定費
光熱費や日本で支払う携帯料金、ネット回線、車の維持手数料、保険等が固定費に該当します。
無駄な出費は出来るだけ抑えないと、かなりの額を垂れ流す事になってしまいます。
まずは光熱費やネット回線は解約しておきましょう。
携帯料金は、携帯番号を維持したいならば格安スマホにするか思い切って解約しましょう。
キャリアは高すぎますし、日本でも電話を使わないのであれば持つ必要はないと思います。
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車も固定費として毎月保険代やら税金が掛かります。乗らない車は資産ではなく負債になってしまうので早めに決断しておきましょう。
保険は海外で適用されない保険もあります。入っていて得なのか、価値があるのかをこの機会に考えましょう。
住民票
結論から言うと、住民票は抜くべきです。住民税を支払う必要がなくなるからです。
後々申告すれば還付されるそうですが、色々な手間や上手く還付されない事もあるらしいので、正規の手続きを踏んだ方が無難です。まず、居住地の役所に聞いておきましょう。
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健康保険
健康保険は、種類によります。国民健康保険に加入している人は住民票を抜くと同時に保険証も返納する必要があります。
一方、会社の組合等で健康保険に加入している場合は、会社の判断になるので早めに確認しておきましょう。
銀行口座
基本的に銀行口座のキャッシュカードを海外で使用する事は出来ません。一部キャッシングに利用出来る事もあります。
しかし、日本にいないのであれば、口座を沢山保有していても持ち腐れになってしまいます。なかなか面倒くさくて出来ないですが、こういった機会に是非銀行口座は少なくしておく方が良いです。
私は、最終的に二つの口座(給与等のメイン口座とサブ口座)にしました。
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日本からの送金
日本から海外に送金したいとなった場合はかなり面倒くさいです。一番良い方法でも日本国内で送金するよりはるかに面倒でかつ手数料も高く付きます。
生活費を送金しなくてはいけない、海外投資用口座に送金したい場合は、Transfer Wiseを使うと手数料も安く送金する事が出来ます。
普通の銀行口座から海外の口座に振り込む場合は、手数料がかなり取られる事に注意しましょう。
投資用口座への海外送金を一番安くする方法を考えてみた - Dartmania Cafe
証券口座
日本の証券口座を海外居住者が利用する事は出来ません。一方、アメリカの証券会社では海外居住者も口座を開設出来る会社があります。
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グローバルに投資をする人もいる時代なので、こういった面でも日本の投資環境の整備はまだ不十分だと感じざるを得ません。
詳しい解説や海外での投資環境の整備については他の記事でも紹介していますので、そちらをご覧下さい。
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まとめ
身の回りの持ち物については、現地調達でも何とかなりますが、やはり役所や口座に関しては直接出向く必要も出てきます。
わざわざ手続きのために帰国するのは面倒なので、海外にいく前にしっかりと手続きは済ませておいた方が後々楽になります。
固定費に関しては、海外に滞在している機関はほぼ無駄金になってしまいますので、本当に解約したくないものと解約しておいた方がよいものを吟味し、断捨離する事をオススメします。