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夏のボーナスの使い道は貯金が妥当なのか!?貯金だけじゃ不安は消えません

dartmaniaです。

先日、夏のボーナスについて、興味をそそる記事があったので紹介させて頂きます。

お金の事となると直接聞きにくいですが、隣の人のお財布事情は気になります。みなさんはボーナスをどのように使っているのか少し覗いてみましょう。

ボーナスに関する調査内容

今回参考にするのは、マイナビ株式会社が2017年7/14〜7/20に行った「夏の賞与に関する実態調査」です。

対象者は、正社員で勤務する25・30・35歳の転職意向のある方で、2017年夏に賞与が支給された方となっています。詳しい内訳はHPをご覧下さい。

(参考:2017年夏の賞与に関する実態調査

調査結果報告

それでは、結果を見ていきます。まあ予想通りの事も多いかもしれませんが見てやって下さい^^

夏の賞与額は20〜40万円台が多い

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夏の賞与で最も多い金額は、30万円台となっています。これは周りを見ていても納得出来る範囲だと思います。

一方で驚くべき事に、20代で100万円以上貰っている人もいます

でも何か変な感じがしませんか?この調査は転職意向のある方に対して行っています。ボーナス100万以上貰っていればお給料もそれなりに貰えているはずです。これだけのお金があれば、金銭面でそう困る事はないでしょう。

これが示す事は仕事でお金を沢山貰っても、幸せにはなれないという事なのでしょうか。ただの煽りかもしれませんが、こう言う方がいる事も事実なのしょう。

夏の賞与は小幅ながら上昇

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夏の賞与は前年から上昇しています。賞与がどのような基準で決まるかは会社の都合によって決まりますが、一般的に年功序列の企業が多い結果だと考えます。

年齢の若い方がより上昇率が大きくなっているのもリーズナブルです。

業種別に見ると、流通・小売・フードと不動産・建設・設備がお幅に上昇している事が分かります。

インバウンドやオリンピック関係で需要が伸びた事もあるのではないでしょうか。

賞与の使い道はやっぱり貯金!?

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夏の賞与の使い道に対して、最も多い回答はやはり貯金(約60%)でした。日本人は貯金好きをよく表しています。

子あり世帯の貯金率は単身世帯やDINKsに比べて低くなっています。その方達は、生活費やローンに補填する割合が他世帯に比べ多くなっていますね。

仕方のない出費があるために、貯金したくても出来ない実情が数字に現れている結果ではないでしょうか。幾分、旅行や娯楽に使う割合も相対的に少なくなっています。

子あり世帯以外は、60%以上の方が貯金を選択しています。比較的余裕があるために、貯められる時に貯めておきたいのかもしれません。

投資においては、年齢を重ねるにつれ割合が上昇していますが、世帯間に開きはありません。

20代男性が考えるボーナスの使い道 - Dartmania Cafe

ほぼ全てを貯金に回している人が多い

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 上のグラフから分かる様に、30万円未満の方では27.1%の人が全額貯金をしています。

年齢別に見てみると、若干ながら年齢を重ねるにつれ貯金割合を減らしている様に見て取れます。結婚や住宅購入等のライフイベントがあるからでしょうか。

賞与額別に見てみると、賞与額の上昇に伴い貯金額の減少が見られます。理由としては、貯金額を割合で決めるよりも固定額で何万円貯金すると決めている方が多いからでしょうか。

また、単身世帯ほど10割貯金の割合は大きくなっているのは理解出来ますが、DINKsやカップルのみが一番低いのは少し驚きました。

自分へのご褒美にどこかへ旅行したり、食事に出掛けたりする人が多いのでしょう。

貯金に明確な目的がない

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貯金をするにあたって何か目的がないのも考えものです。娯楽費用のために貯めるのは健全だと思いますが、20,30代が老後のために貯金するのは少し方向が違うと思います。

「貯蓄していれば安心だから」 ともありますが、一体何円貯めれば安心するのでしょうか。1000万円なのか3000万円なのか、まずはそこを決めない限り心配が癒える事無く、ストレスのかかる貯め方をしてしまいます。

貯金が悪いと言っているわけでは有りません。勿論、私も貯金はしています。ただ何が心配かって「貯金は、働けなくなったら切り崩すだけになるので不安が増大する」と思うのです。

だから、貯金以外のお金の貯蓄場として投資が良いのではないかと思うのです。

なぜなら銀行に預けておくのと会社に投資するのでは全く意味合いの異なるお金を持つ事になるからです。

DaiGoさんの本にもお金に関する事が乗っています。この方の本は分かり易いのでオススメです。

【書評】DaiGoさんの「好き」を「お金」に変える心理学〜前編〜 - Dartmania Cafe

【書評】DaiGoさんの「好き」を「お金」に変える心理学〜後編〜 - Dartmania Cafe

お金と時間どちらが大事ですか?

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最後に、とても考えさせられる質問がありました。

「あなたにとってお金と時間はどちらのほうが大事ですか」

この質問に答えを出す事は非常に難しいでしょう。なぜならどちらも大事で、0か100で答えられる事ではないからです。

面白い事に男性は、「お金の方が大事」が「時間の方が大事」に比べ10%以上いました。女性はほぼ半々で、性別でここまで変化する事も興味深いです。投資におきかえると女性の方が、長期投資に向いているのではないかとさえ感じます。(考え過ぎでしょうか笑)

他に際立っている点は、子あり世帯の「お金の方が大事」が圧倒的に上回っている事です。

これは日本の問題でもあり、解決しなければいけない事でしょう。お金が大切なのは分かりますが、生活を切り詰めないと生活出来ない人がいるのも事実です。

お金のために仕事を頑張って、家族との時間を減らす。しかしそのお金は愛する家族のために使う。これってすごく矛盾していると思います。

最後の質問は、大切な人と話し合いたい良い議題であると言えます。

まとめ

ボーナスの使い道を見ても、人のお金に対する姿勢が分かります。それは年齢や性別、そして結婚しているか子供がいるか、誰と住んでいるか等、状況によって変化する事だとも言えます。

この結果を見ると、貯金が圧倒的な資産の置き場所となっており、投資をする人は極僅かの様に感じます。

無理に薦める事はしませんが、何となく貯金をしているのにずっと不安な方もいるでしょう。

この記事をきっかけとして少しだけでも、お金について考えてくれれば嬉しい事はありません。