dartmaniaです。
日本には四季があります。季節の移り変わりが春夏秋冬というのは誰もが知っている事でしょう。
相場にも四季(波)があります。投資の基本は安きを買い高きを売る事ですが、これを読む事は至難の技です。
今回、ライザップを売却した時の話を交えて売却リスクについて語ってみたいと思います。
相場の四季
相場の四季は金融相場、業績相場、逆金融相場、逆業績相場から成り立っています。
簡単に説明すると金融相場、業績相場に移行するに従い株価が上がり、逆金融相場、逆業績相場で下落する。そしてまた金融相場へと戻っていく。このような流れです。
詳しくは、下記記事で紹介しています。
ライザップを売却した理由
僕は、バリュー投資手法を主として活動しています。別に特定の手法にこだわる必要はありませんが、売却のタイミングや買い時のシグナルとして有益であると考えているのがバリュー投資です。
特にサラリーマンは自分の時間が限られてくるので、効率の良い投資が望まれます。その手助けとなるのがもバリュー投資であると考えています。
理由は割安株ではなかったから
僕が売却した理由はいたって簡単です。PERやPBRといった指標が割安に感じられなかったからです。
指標は業種や市況によっても変動しますが、PERであれば大体15倍、PBRは1倍以下が割安と言われています。
ライザップ売却時の指標はこれを超えているものでした。だから売却を決断したのですが、少し早計な判断でした。
業績は好調であるのに売ってしまった後悔
理由は上記の事と経営体制の問題(子会社関連)でしたが、周りから見ればバカ丸出しだった様にも思えます。
一方、業績自体は評価に値するものであると感じていました。数字は昔から好きでしたが、株価を読む事は本当に難しい事であると実感した取引でした。
現時点で、売却後に500円程度値上がりしています。下記はライザップグループの株価ですが、これを見ると惜しい事をしたなと思います。
売却時の心理と売却リスク
売却時の心理状態
もう一つ、心理状態が最後の決め手でもありました。
買付直後から、株価は平行線をたどっていましたが、売却前の数ヶ月は評価損益が一株当り-200円程度まで落ち込んでいました。
それがやっとこさプラスに転じた時は、やっときたなと言う印象でした。結果としてはそのまま放置でも良かったのですが、再び値下がりする保有リスクもありました。
過去にマイ転した様な取引にならない様にと、売却したつもりが代えって売却リスクをもろに受けました。
このプラスに転じた安心感とマイナスになりたくないという心理状態から、ちょっとプラ転した時点で売却したのです。
完全に結果論なので、勿論逆のリスクもあります。この動きを予測する事は僕に取っては難しかった様です。
売却後に株価が堅調となる
売却後は堅調に株価が推移しています。一つのファクター(指標)だけで株価を見るリスクは確実にあります。
いくら相場変動を読んだとしても、こればかりは非常に難しいところです。割安銘柄は長期的に見れば適正株価に近づいていくると言われています。
それはそれで一つの参考にはなりすが、売却を確実にするファクターは存在しません。
まとめ
売買時にはその後の株価変動というリスクが必ずつきまといます。日本株においてリスクを出来る限り抑えるためには、業績を読み解く事が一番重要とさえ思います。
当たり前の事ですが、目先の株価にしか見れない様では意味がありません。業績を見てもまだ読み取れていない部分は多々あります。
それが株価に反映されるかは分かりませんが、ただ売買するより確実性は増します。
そこら辺のところをもっと勉強していきたいなと思う取引でした。
参考記事
下落相場への対応も重要です。