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米国株の配当再投資制度(DRIP)は日本の証券会社で取り入れられないのか

dartmaniaです。

米国市場に手を伸ばしてみると、複利効果について語られる事を数多くみかけます。日本株に比べ、米国株は株主に対する配当を重視する企業が多いからでしょう。アメリカには実に50年以上も連続して配当を出し続けている企業が存在します。

かの有名なアインシュタインも「人類最大の発明は複利」と謳っています。 

この複利効果を語る上で絶対に外せないワードが、再投資です。今回は、配当再投資についてお話ししていきます。

米国株配当について

米国株は2通りの方法で配当を受け取った後の行動が選ぶ事が出来ます。一つは、現金で受け取る方法、もう一つは配当を自動的に再投資する方法です。

配当金を自動的に買付する配当再投資制度 (DRIP)

DRIPとは、配当金を受け取ったら株式を自動的に株式を買付してくれる制度です。

DRIPは英語名でDividended Reinvestment Planと呼ばれています。Dividendは配当を意味します。Reinvestmentは再投資です。

これは非常に画期的なサービスで、メリットとしては買付手数料が掛からない事が挙げられます。

日本の証券会社で海外株式を買付する場合、まだまだ手数料が高いのが実情です。そのため、ある程度まとまった資金で買付しないと手数料負けしていしまいます。

日本においては、従業員持株会や投資信託では配当金を自動的に再投資する事も出来ますが限定的です。株式投資ではこの様な制度はありません。

毎回手数料を支払い買付ける事なく再投資が可能であるため、長期投資で資産を形成しようとしている方には最高のサービスなのです。

複利の力はバカに出来ない!投資からリタイアしないためにも我慢は必要です - Dartmania Cafe

日本株と同じキャッシュでの受け取り

日本株の配当金の受け取り方法は、株式数比例配分方式にしている人が多いと思います。配当金を証券口座に直接入金する方法です。

外国株を運用されている方も、株式数比例配分方式が多いでしょう。それは複利の力を使いたいからです。しかし、DRIP制度以上に複利効果を感じる事は難しいでしょう。

その難しさの理由は、

1. 米国株ならば、手数料が高額である事

2. 日本株ならば、単元株が最低100株である事

だからです。

日本の証券会社にDRIPはない

僕はSBI証券で取引を行っています。調べてみたところ、DRIPはありませんでした。それどころか、他の日本の証券会社でも取扱っていません。

DRIPはアメリカ発祥の制度であり、アメリカでは広く普及しています。アメリカは投資人口も多く投資社会であるため、株価が下がる事は国家の危機にもなりえます。株は切っても切れない関係なのです。

だからこそ長期で保有し、複利の力を得られるDRIPが普及した事もうなづけます。

「貯蓄から投資へ」を掲げる日本にないのはおかしい

年金に不安がある、社会保障制度はどうなるのか、老後の資金は?DCで退職金を運用させるなんて・・・等々。将来の日本社会が不安に満ちている事はみなさんが感じていると思います。

しかし貯蓄から投資へ等とスローガンを謳っているなら、DRIP制度の導入をしてくれても良いのではと思います。

長期的に投資をするなら必ず複利効果を考えます。再投資のために手数料を取られるのは不本意です

先程も述べた様に、日本株は100株もしくは1000株が単元株となっています。これを再投資するとなると、ある程度お金を保有していなければ再投資は出来ません。

投資をするに当たり、割く事の出来る時間は限られています。ロボットによる自動運用が流行っている事からも分かります。

時間がないのに、配当金を自分で再投資するのはとても難しい事に感じます。タイミングもありますが、手数料も考慮する必要があると思います。

日本の証券口座で買うには手数料が必要 

文句ばかり言っていて、他人に変化を求めるのも心苦しいですが、どうにかして再投資制度を提供出来ればより良い投資が出来ると確信しています。

NISAやノロードファンドは別として、日本株や米国株は配当金をある程度貯めてから手数料を払って売買するしか方法がありません

米国株ならちょこちょこ買うより数十万、数百万単位で一気に買付けた方が手数料がお得になります。DRIPは考えずにドルコスト平均で買付してくれるメリットもありますが、何と言っても手数料無料が大きなメリットでもあります。

米国株は1回の買付金額が大きい方が良いので投資時期は慎重に決めるべきである - Dartmania Cafe 

米国株取引ならアメリカの証券口座!?

それならアメリカの証券口座を作れば済みます。そこまでやるのは少し面倒なので、僕は日系証券口座にDRIPが出来る事を希望します!!!

日本株も持株会の様に数株単位で買付出来るのですから、配当再投資制度も出来るはずです。何故DRIPが日本に無いのか、疑問ではあります。

株式でドルコスト平均はありなのか

ここで疑問に思うのは、時間分散によるメリットはあるのかと言う事です。

持株会では毎月買付するドルコスト平均法を採用しています。 この場合、自社株だけの投資なので効率的な分散投資をは言えませんし、それが正解かは甚だ疑問です。

一方、米国株の配当は年に4回です。しかも人口増加をしている成長国です。米国に配当再投資するのであれば日本株よりはマシですし、正攻法とも考えられます。

これを日本株にも適用するとなると、話が変わってきそうです。

dartmania.hatenablog.com

まとめ

配当金再投資制度はあれば利用したいです。ほったらかしにさらに磨きがかかりそうです。ただ日本で始まるかは未知数です。これからも無いと仮定して再投資をしていく方向で考えた方が無難です。

特に日本の証券会社の手数料が高い事を考えると、外国株へのDRIP制度導入はまだ先になるかもしれませんね。