dartmaniaです。
先日ブックオフに言った時にたまたま発見して面白そうだから買ってみました。こういう2択で貯まるのはどっちでしょうと言う形式は読み易いし、話題にもなり易そうですね。
実際、結構前に出された本ですが話題性はあったようです。
まあどちらにするかの2択なので、少し突拍子もない議論な点もありますが身近な選択肢としての2択も挙げているので面白いです。
賛同する部分もありましたし、別にこっちの選択でも問題はないだろうと感じる質問もありました。
今回は、菅井敏之さんの「お金が貯まるのはどっち!?」についてまとめてみました。
はじめに
この本は資産運用と言うよりは、今あるお金をどうやりくりしているでしょうか、それはお金以外にも日々の生活に仕方によって決まっているのです。みたいな内容です。
お金との関わり方を身近な25個の出来事に対して2択形式でどちらを選ぶかによってその人の関わり方が見えてきます。
お金が増える「銀行&保険」の活用法はどっち?
この章では、銀行はどこを選ぶべきかや保険はどういう商品を選んだ方がよいかについて書かれています。
まずは貯金は天引きでしましょうから始まります。これには賛成で、余ったお金を貯金に回すなんて事は経験上無理難題な話だと思います。
ただ、やみくもに貯金しているのは意味が無いと思います。
目的の無い貯金ほどお金を無駄にしている事はないと思います。。これについてはDaiGoさんの本の書評で触れています。
【書評】Daigoさんの「好き」を「お金」に変える心理学〜前編〜 - Dartmania Cafe
【書評】Daigoさんの「好き」を「お金」に変える心理学〜後編〜 - Dartmania Cafe
銀行の活用法
銀行については、メガバンクはすぐにお金を使わなければならない時に活用し、信用金庫でクレジットカードの支払いや積立て、公共料金の支払いはするべきであると言っています。
例えば、将来住宅購入時のローンを払ったり、独立したり、高級車が欲しくなったりした時にはローンを組む場合が多いです。
そういう時にメガバンクよりも信用金庫の方が地域に密着しているので、少ない貯蓄でも信用が得やすいためであると言っています。
正直、これはそこまで関係ないのではないかと思います。
確かにフリーランスや個人経営なんかはクレジットカードを作る時やローンをする時の信用は低いかもしれませんが、今のご時世クレカを作る事自体のハードルは下がっていますし住宅購入時のローンも銀行で信用を積むというより、自分の職業や立場がどこにあるのかで決まると思います。
保険の活用法
保険については、掛け捨ての保険と終身保険に大別出来ます。
筆者は、掛け捨てよりも終身保険に若いうちから入った方が良いと言っています。
病気やケガは不確定要素が多いので、あくまで結果論としてのみ語れる事なのではないでしょうか。
しかしどちらが貯まるかと言われれば、終身保険である事に間違いはありません。教育資金の積立にしたり、将来年金がどの程度の保障になっているかも分からないので老後への資金にもなり得ます。
株式や投資信託等よりは資産運用と言う面では劣りますが、銀行に預けるよりは保障もあるので、選択肢としてはありでしょう。
僕は養老保険と普通の掛け捨て保険に加入しています。養老保険については、終身保険よりも利回りが低くなりますが、今は老後や子供については想像が付かないの加入していません。
終身保険は考えるべきなんでしょうかね^^:
お金が貯まる「生活習慣」はどっち?
財布は長財布野法が貯まりやすい?
まずは財布の種類問題です。これは長財布か折りたたみ財布かどちらがよいかの話ですが、筆者は長財布が良いと言っています。
なんか聞いた事ある話ですが、正直お金を大切に扱っているならどちらでも良いと思います。 それは好き嫌いの問題ですし、折りたたみの人が全員貯まらない人かと言えばそういう訳でもないと思います。
ただ、長財布の方が人気があって絶対数が大きいだけなのではないでしょうか。長財布を使っていてもお金が無い人はありません。要は意識の問題です。
結局計画性だよという話
元も子もないですが、結局は計画性があるかないかだと読んでいて感じました。
お金をコンビニで下ろすのも銀行で下ろすのも手数料の違いはありますがほぼ大差ありません。
それよりも今月は何に使ったのか、自由に遊べるお金はいくらなのかを把握しておく事の方がよっぽど大事です。
僕は、給料を貰った日に今後1ヶ月の支出を考えます。光熱費や住宅費、食事代、携帯電話料金、Wi-Fi契約費等の固定費を除いて余ったお金を算出しています。
それを投資資金、交際費に分別しています。ちなみに貯金と保険は天引きでしています。
大体30分も掛からずに出来る上に、自分のお金が把握出来るので非常に楽です。後は、その決まったお金だけをすぐ下ろしにいけば、銀行に行くのは1ヶ月に1回で済みます。
まあどうしても入り用でと言う時もありますが、何回も銀行に行くのは面倒くさいです。
後は、電子マネーの楽天Edyとnanacoをスマホアプリに入れています。一ヶ月に使える額を毎月1回だけチャージしてその中でやりくりします。レシートを保管しておかなくても一ヶ月の支出を管理出来るので楽です。
筆者はSuicaを用いて同じ様な事を言及しています。僕もSuicaアプリを導入したいのですが、新たにクレカを作らないと年会費が発生するので今はしていません。
周りの人に公言する
結構面白いなと思ったのはこの部分です。
普段はあまり貯金額や日々の出費について友人に話す事はありません。
しかし、話す事でメリットがあると言っています。
例えば、筆者は毎週の使える額を周りに公表する事で無駄な飲み会に誘われなくなったり、この日はセミナーの日だからと公言する事で、周りから早く帰った方がいいんじゃないと言われる様になったそうです。
僕は株式の評価額を毎週公表する様にしています。公開し始めてから資産が増えた訳ではありませんが、ブログをしている人には多くの投資家さんがいらしゃいます。そういった方と意見交換したり今まで知らなかった知識を教えてもらう事が出来るので非常に勉強になります。
また、自分の中でもモチベーションが上がり、見られていると意識する様になってからは投資の勉強をさらにするようになりました。
資産が減っていると少し恥ずかしいしですしね^^:
稼ぐ力と管理する力は違う
お金を管理する能力のある人は会社のデスクも家も整理整頓している人であるそうです。
これは同感です。デスクや家の管理さえ出来ない人がお金と言う実体のないモノを管理出来るはずはないと思います。
逆に管理する力はなくても稼ぐ力のある人もいます。こういう人の中にはデスクが汚かったりする人もおり、管理出来ないので稼いだ分だけ使ってしまうクセがあるそうです。
一番良いのは、稼ぐ力と管理する力の両方を備えた人になる事です。
セール品には気をつける
安いから買おうは理由にならないと言っています。セールや銀行の高金利キャンペーンを買う事自体は悪くありませんが、購入するに至る考えのプロセスが重要です。
つまり、安いからお得だからではなく、必要なモノや欲しいモノが安くなっている場合に初めてお得になるのです。
銀行の投資信託キャンペーンなんかも同様です。必ず裏がある事は何となく理解出来るでしょう。
著者曰く「あなたの資産は銀行の負債。あなたの負債は銀行の資産」だそうです。
預金に預けているあなたの資産は銀行にとってみれば、利子を払わなくてはいけない負債ですし、投資信託に高い手数料を払っている(負債)は銀行の資産になります。
お金が増える住宅の選び方はどっち
資産を増やすには人のお金を使いなさいと筆者は言っています。これはカードローン等の金利の高いローンではなく、住宅ローンです。
筆者は、住宅ローンを駆使して不動産収入を得ているそうです。
不動産収入に興味があり、一度ロバートキヨサキさんの「金持ち父さん貧乏父さん」を読みましたが、実行はしていません。何度かセミナーや面談もしましたが、額が大きすぎて少し恐い面があります。それに僕みたいな素人がここが良いのでと言われてローンを組める程楽観的にはなれません。知識がないですからね・・・
失敗するなら早いうちが良いので、今検討するメリットもあります。多分30代になったら手をつけられなくなりそうです^^:
知識が無いなら銀行や不動産会社に相談に行けば良いだけですし、やれることはまだまだありそうだなと思いました。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
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まとめ
納得出来る部分もありましたが、そこはどうでも良い部分なんじゃないかなと思う点もありました。
人によって考えは様々なので、本を読む事によって自分の考えを再認識出来たり、もしかしたらその考えの方が良いかもとなるかもしれません。
本は思っている以上にいろいろな事に気付かせてくれるので大好きです。
この本にも良い面は多くあったので取り入れる部分は取り入れていきたいと思います。