dartmaniaです。
日本の投資環境が改善されてきていますが、まだ日本非居住者は日本の証券口座では投資が出来ません。
海外赴任者は日本の証券会社での投資ができない - Dartmania Cafe
私含め海外赴任されている方の投資情報はとても少なく、調べて環境を整備するのに2ヶ月程度かかりました。
せっかく海外赴任と言うチャンスを頂いたので、今後は海外の投資情報についても発進していきたいなと思います。
その第一弾としてFirstradeの口座開設の仕方を説明したいと思います。
FIrstradeの口座開設にあたって
Fistradeは全て英語で書かれているため、英語が苦手に方にとっては面倒臭さが倍増するかもしれませんが、登録方法はとても簡単です。
*2017年秋頃に開設しましたので、時期によっては少し異なる点がある事はご了承ください。
口座開設時代は2017年時点では全てネットで出来ます。しかし将来的に米国非居住者は開設出来なくなったり保有者の凍結もあり得ますので注意して下さい。パマナ文書問題以降、かなり厳しくなっている事は間違いありません。
口座開設の大まかな流れ
1. ネットの口座開設フォームから必要情報を登録する
2. 完成した申込用紙にサインする
3. 申込用紙、パスポート、W-8benをメールもしくは郵送する
登録方法は日本のネット証券会社とほぼ変わりはありません。最後のW-8benについては、初めて聞く方も多いと思いますが、難しくはないので後で説明したいと思います。
それでは、開設の流れをもう少し細かく見ていきましょう。
1. ネットの口座開設フォームから必要情報を登録する
まず、FirstradeのHPの真ん中上くらいの「Open an Account」をクリックします。
このページでは、Firstr Name (名前)、Last Name (名字)、Mail Addressを記入します。
最後の「Are you a citicen of the United States」は、「No」を選択してください。
「Are you a permanent resident of the United States?」と「Do you currently live in the United States?」の質問は米国非居住者であれば「No」を選択して下さい。
入力フォームは全部で4ページあります。まずは1ページ目です。
「What type of brokerage account would you like to open?」
個人名義か共同名義を選択出来ます。個人名義であれば、Individualを選択します。
「Please select the features you would like for your brokerage account.」は投資目的を聞いています。現物のみであれば、「Cash Trading」、信用取引も行いたいのであれば「Cash and Margin Trading」を選択します。
最後の項目はオプション取引です。
Continueを押すと2ページ目になります。
電話番号や氏名、結婚歴等の個人情報を入力します。あまり難しくはありませんね。つまづきそうな箇所は住所と電話番号、FTINだと思います。
住所は逆から書きます。
例えば、宮崎県○○市△△町1-1-1であれば、
「1-1-1 △△-Machi ○○-Shi Miyazaki」と書きます。
電話番号は日本居住者であれば、0を+81に変更します。
FTINに関しては、2018年より登録が義務づけられている様です。(私が開設した時にはありませんでした。)これは、個人番号を世界の銀行や証券会社で見張るためのものですね。マネーロンダリングや国家間の資金移動に対する目がさらに厳しくなったと言えます。
適当な事は書けませんが、恐らくマイナンバーの事でしょう。これがなかったら租税協定上の二重課税防止が出来なくなり、30%の税金がとられてしまう可能性もあると思います。今後また情報を仕入れたら更新したいと思います。
最後に一番下の「Continue」を押します。
次にあなたの、就業状況を入力していきます。就業形態、勤続年数、職種、職務概要、役職、会社名、ポジション、会社住所の入力があります。
就業形態は会社員、自営業、学生、非就業者等から選択します。
概要は、簡単に書いても問題ありません。例えば、ITエンジニアであればIT Engineerで結構です。設計ならPlannningです。
Financial Informationは年収を米ドルで記載します。記入する際のドル円相場に基づいて大体で書けば大丈夫です。
「Liquid Net Worth」は流動資産であり、現金もしくは現金化が容易な資産の合計額を書きます。
「Total Net Worth」は不動産等の固定資産も含めた全資産を記入します。
3ページ目は、あなたの投資情報の入力です。
「Investment Objective」は投資目的で、下の項目(Speculation)にいくほどリスク度合いの高い投資となります。
経験は4項目から選びます。私は投資経験が2年程度なので、Limitedを選択しました。正確な分け方は無いので、あまり考えずに決めちゃいましょう。
Affiliate Informationはインサイダーに関する情報の質問が3つあります。多くの人はNoを選択すれば問題ありません。
「Additional Information」には紹介コードの記入とどのように知りましたか?という質問があります。紹介されていない場合は書かなくて大丈夫です。
これで、登録情報の記入は終わりとなります。
ログイン時の設定
記載フォームを入力し終えると、規約同意画面が何個か出てきますので、あらかた読んで同意をしましょう。(長かったので私はあまり読んでいません。)
その後、以下の4つの情報を入力します。
USE ID
Password
PIN
秘密の質問と答え
これらはログイン時に必要な情報です。ここら辺も日本の証券会社と似ていますね。
2. 完成した申込用紙にサインしする
後は作成した書類を提出します。「Print Pre-Filed Forms & Sign」より「Online Service Agreement」と「W-8Ben」をプリントし、署名します。
3. 申込用紙、パスポート、W-8benをメールもしくは郵送する
提出書類は3点です。
Online Service Agreement
W-8Ben
パスポートのコピー
これらをFirstradeに提出すれば終了です。郵送よりもメールの方が楽です。
メールの場合、FistradeのHP内に画像をアップデートして送信出来るページがありますので、そこから送ると楽です。
HPの上部右にある「Customer Service」を選択するとその下に小さいタブが出てくるので、その中から「Form Center」を選択します。
画面上に「Upload Form」がありますのでクリックすると、そこから送信出来ます。
まとめ
だいぶ長くなってしまいましたが、これで開設手続きは完了です。
やる事はほとんど日本のネット証券会社に登録する時とお内情な項目ばかりで簡単です。英語が多少読めるのであればまず問題ありません。
もし、興味があれば、そして海外赴任する際には参考にしてみて下さい。
勝者1%の超富裕層に学ぶ「海外投資」7つの方法 | ||||
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参考記事
Firstradeは米国のネット証券会社の中でも手数料がかなり安く使い易いと思います。
ACHの登録は全てネットから行う事が出来ます。手続きも簡単で2~3日程度で完了します。
送金する際の細かい気になる点についてまとめてみました。英語なので悩む事も多いですが一回やってしまえばとても楽です。