dartmaniaです。
2016年度より投資の世界に足を踏み入れてから、初めて外国株に手を出しました。
まさか自分が外国株まで買っているとは2年前には思いもしなかったでしょう。これもまた一興です。
今回初めて買った銘柄はロイヤルダッチシェル(RDSB)です。
初めて購入した銘柄として記憶に残り続けるであろうRDSBを紹介します。
ロイヤルダッチシェル(RDSB)の要説
ロイヤルダッチシェルは1907年創業の、セブンシスターズと呼ばれるオイルメジャーの1つであり石油の炭鉱、生産、輸送、精製、販売を一括して行う石油メジャーの総称です。
分業して石油事業を行っているのではなく、プロセス全てを行う事が出来るスゴイ企業です。規模も相当大きいです。
石油以外にも石炭やガス、化学産業等にも幅を効かせています。
オランダとイギリスの企業
ロイヤルダッチはオランダ領であった現インドネシアから始まりました。
シェルは、三浦海岸で拾った貝から始まっているとも言われ、イギリス株になっています。
RDSAとRDSB
上記の様な歴史からロイヤルダッチシェルには2つの株式が存在しています。
RDSAがオランダ株、RDSBはイギリス株になります。
RDSA
オランダの所得税に関しては日本株と同じで、日本と租税条約結んでいます。
配当源泉税に関してオランダに籍を置く企業の配当には15%が課せられます。
RDSB
RDSAとRDSBはニューヨーク証券取引所(NYSE)にADRとして上場しているためどちらも購入する事が可能です。
しかし、RDSBはイギリス株なので源泉徴収税がかかりません。確定申告なんかも面倒くさそうだったので僕はRDSBを買いました。
税金については、日本貿易機構(ジェトロ)を参考にしました。各国の基本情報やビジネス上での制度等が掲載されていて非常に便利です。
NISA枠での外国株
NISA口座で米国株を購入した場合、日本国内の税金はかかりませんが、外国では配当に対する税金(源泉徴収税)がかかってきます。
つまり海外での税金はどの口座であろうと取られるわけです。
外国株は二重課税になるため確定申告することで払いすぎた税金が戻ってきます。しかしNISA口座では確定申告はできません。
これならNISA口座ではなく、普通に買付けても変わらない様な気がしました。
一方、英国株は現地の源泉徴収税がかからないので、NISA口座で買い付けると税金フリーで配当金を手にする事が出来ます。
他に、ユニリーバ(UL)やフィリップモリス(PM)も同様です。
基本株式情報
主な点をまとめると、
ティッカー:RDSA(オランダ株)とRDSB(イギリス株)
配当:3、6、9、12月の4回 (各0.94USD)
配当利回りは、直近で6〜7%当たりを推移しています。日本株では考えられない高配当です。
業績はあまり良くない感じも受けますが、減配はなく数年に一度増配し続けている状況です。これだけの高配当を見せられるとつい手が出てしまいますが、分散投資の一部として保有すべき銘柄ですね。
主力としては恐いのでセクターでの分散は必要です。
キレイな右肩上がりではありません。やはりエネルギー株は国の以降や社会情勢に左右されるものです。
しかし過去10年間の指標を見ると、2016年を境に復調の兆しが見えている様にも伺えます。
今後、シェールオイル等により原油価格の下落がさらに起こる事も考えられます。一方で、減産等により均衡状態が保たれるかもしれません。
個人的には、石油はまだまだ重油な役割を果たすし、需要もすぐには減らないと思います。価値がなくなる事はないですし、需給関係があるため逆張りも面白そうです。
配当に関する疑問
配当の受け取りにはキャッシュもしくは再投資が選べる様です。
「追記」
現状日本の証券口座では再投資は選択出来ません。もし再投資したいのであればアメリカに口座を開く必要があります。ちなみにアメリカで発明された再投資制度(DRIP)は追加投資の際に手数料もかからないそうです。アメリカ人が羨ましいです^^このような制度は、日本の証券会社にも取り入れて欲しいものです。
まとめ
今回は、初めて買い付けた銘柄ロイヤルダッチシェルについてのお話しでした。他にもエネルギー株は高配当銘柄が多くあります。
参考記事
生活必需品関連の超優良銘柄です。
老若男女とわず愛されていて、バフェットの銘柄でもおなじみのコカ・コーラです。不況時に強いデフェンシブ銘柄の一つです。